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【イギリス雑学】コンジェスチョンチャージ(Congestion Charge)とは

【イギリス雑学】コンジェスチョンチャージ(Congestion Charge)とは

皆さんこんにちは。久しぶりにイギリスの話題です。
皆さんは「コンジェスチョンチャージ」という言葉を聞いたことがありますか?
英語では”Congestion Charge”と書きます。
“Congestion”は「渋滞、混雑」という意味です。
イギリスのロンドンは古くから発達した都市ですが、その古さゆえ、中心部の道路は狭く、毎日大渋滞が発生します。

この渋滞を解消するため、「ロンドン中心部に乗り入れる車から料金を取る」というのがコンジェスチョンチャージです。日本では「ロードプライシング」という言い方の方が馴染みがあります。

どのゾーンか

公式サイトにマップがあります。ロンドンといっても、その中心部の特に人が多く混雑する範囲になります。ゾーン内の道路には監視カメラが設置されていて、車のナンバーを読み取ります。

ロンドン全体という訳ではなく、中心部に限定されている

支払いの仕組み

オンラインで支払います。私は初めて車でロンドンに行った時、この仕組みを知らず、どこかに料金所があるのだと思っていました。全然そういうのに出会わなかったので、半分ラッキー、半分はてなという気持ちで過ごしていたところ、家に突然手紙が。。。曰く、支払いがなかったから罰金を払えとのこと。初見殺しですね。

値段

平日の1日につき15ポンドです。夜間や年末年始は適用されません。

The Congestion Charge is a £15 daily charge if you drive within the Congestion Charge zone 7:00-18:00 Monday-Friday and 12:00-18:00 Sat-Sun and bank holidays. No charge between Christmas Day and New Year’s Day bank holiday (inclusive).

公式サイトで自動手続きもできる

公式サイトに登録すれば、支払い忘れ、ということはありません。これで万一の時にも安心ですね。

URLを載せておきます。

日本にあってもいいかも

コンジェクションチャージは一般人にも適用されますが、基本的に平日のビジネスに伴う混雑緩和を目的としています。例えばロンドンの各会社に通勤する人や、会社間を移動する人たちが皆車を使ったらロンドンの狭い道路はたちまちパンクしてしまいます。だから公共の交通機関を使ってね、ということなのだと思います。
イギリス人が内心どのように思っているかは分かりませんが、ロンドンではバスが頻繁にきますし、地下鉄もあります。自転車や歩いて移動する健康意識の高い人たちもいます。こうして渋滞や大気汚染などが軽減されているのは良いことだと思います。

日本ではアクアラインなど一部で変動型の高速道路利用料をとっていますが、環境とどう結びついているのか見えにくく、分かりにくいです。都心部は公共の交通機関の整備が進んでいるので、わざわざ導入する必要はないかもしれませんが、渋谷や新宿など繁華街周辺は渋滞も多く発生しています。こうした場所にコンジェクションチャージがあってもいいかもしれませんね。

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