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【連載】ソニーのミラーレス一眼α7iiを購入① 〜EOS Kiss X7の次を考える〜

【連載】ソニーのミラーレス一眼α7iiを購入① 〜EOS Kiss X7の次を考える〜

新たな相方を求めて

こんにちは。日本で束の間の休暇を過ごしているtechnukです。久しぶりの投稿です。

今年のイギリスの冬は異常なほど寒かったですが、やっとそれも和らぎ、春らしさを感じつつあります。

冬の間に削がれた気力と体力(ブログも完全放置)も回復しつつあり、来年度に向けて「やってやるか」の気持ちが漲ってきました。季節って本当にすごいですね。

それはさておき、春休みに日本に帰るにあたり、「絶対買ってやろう」と思っていたのが、新たな一眼カメラです。現在のカメラも相当気に入っているのですが、今年は公私とも写真でステップアップしていきたくて、それに付き合ってくれる相方を手に入れたかったのです。

結論は見出しのとおり、ソニーの「α7ⅱ」なのですが、そこに至るまでにかなり迷いましたので、今回はいきさつについて語りたいと思います。

購入前の状況(=初めて購入した一眼カメラ、現在の主力)

僕が初めて一眼カメラを購入したのは、イギリスに移住した2014年夏でした。それまではiPhoneのカメラで満足していたのですが、仕事で写真を撮影する機会が多かったためです。

一眼レフは「大きい」「重い」「マニアっぽい」印象があったので好きではなかったのですが、そんな僕の一眼に対する概念を変えてくれたのがキヤノンのEOS Kiss X7でした。

今回、次の機種の購入を検討するにあたってネットを探ってみると、僕と同じように
「EOS Kiss X7(白)」で一眼デビューした人が結構いて、X7の登場が与えたインパクトの大きさを思い知らされます。

もう4年近く使用しているEOS Kiss X7。最近購入した広角ズームレンズを付けている。

EOS Kiss X7 一台で満足か?不足ではないか?という問い

Kiss X7はとても良い入門機でしたが、その後、カメラは一気に成長し、様々な機体が登場してきました。特にミラーレス一眼と高級コンデジの進化が著しく、新しい機体が発表される度に「いいな、欲しいな」と思っては、「X7があるし。レンズのバリエーションも増やしたいし」と思いとどまることを繰り返してきました。

でも、ついに2台目の購入に踏み切ることにしました。それは簡単に言えば「より良い写真(瞬間)を残すため」です。

広報の仕事に使うために、自分が撮ってきた写真を改めて見直してみると「もったいないな」と思うことがめちゃくちゃ多くあるのです。もう少しいい写真(構図とか、表情とか、要因はそれぞれですが)だったら使えるのに、でももう2度とその瞬間は来ないというもどかしさ。技術を磨く必要があるのは重々承知ですが、それだけではありません。「良い写真」になるかどうかは結局のところ確率の話だと思っています。「良い写真」の数は次の通り因数分解できます。

「良い写真の数」=「1.良いシーンに出会う数」 × 「2.良いシーンと気づく確率」 × 「3.そのシーンに適したカメラを持っている確率」 × 「4.いい写真に切り取ることができる確率(技術力×性能)」

このうち、1、2と4(技術力)は撮影者の力量に依存しますが、3と4(性能)はカメラに依存します。Kiss X7はとてもわかりやすく扱いやすいですが、機能はだいぶ省かれていますので、設定に時間がかかったりすることもあります。

Kiss X7しか持っていないことで、知らず知らず制約を受けていることがあると思ったのです。

EOS Kiss X7の2台目に求めるもの

物欲と予算のみにしたがって市場にあるカメラを眺めたり、YouTubeのレビュー動画を観たりレビューを読んだりしていると、あっという間に時間が過ぎています。それはそれで楽しい時間だったりするのですが、その日の結論が翌日には覆えり、まさ調査し直しとなるので、要するに迷いまくったということですね。
それくらい、カメラ市場は飽和していて、初心者にとってはまさに迷路ですね。

そこで、先ほどの式に従って整理して考えることにしました。

「3.そのシーンに適したカメラを持っている確率」を軸に考える

Kiss X7を毎日持ち歩いているかといえば持ち歩いていません。仕事で使うので職場に置きっぱなしにして、本腰入れて出かけるときや長期休暇に持って帰る感じです。それ以外はiPhoneを使っています。

したがって、このような現状で「3.そのシーンに適したカメラを持っている確率」を軸に考えた次のステップは、「コンパクトでiPhoneより高性能なカメラをいつも持ち歩く」ということになります。そうすると高級コンデジ小さめのミラーレス一眼を中心に検討することになります。

「4.いい写真に切り取ることができる確率(性能)」を軸に考える

Kiss X7はコンパクトがウリなので、ダイヤルを省くなど機能を制限しています。それ故、シーンに合わせて細かく設定していくのには不向きで、もたつくことも多くあります。

「4.いい写真に切り取ることができる確率(性能)」を軸に次のステップを考えると、「Kiss X7より高性能なカメラを仕事で使う」ということになります。この場合、Kiss X7は普段使いが中心となります。

この2つの観点で候補を絞っていく

観点が2つあると、候補を整理しやすくなりますので、次回はこの2観点でα7以外に候補にあがった機体を紹介していきたいと思います。

なお、2台目を購入しましたが、EOS Kiss X7は所持し続けるつもりです。なぜなら、とても気に入っているからです。

これからレンズ交換式カメラを始めるぞ、という人には、X7をよりバージョンアップした後継機が出ていますので、そちらをお勧めします。機能がシンプルなので、僕はKiss X7を使っているうちに少しずつ各設定の意味を学び、カメラの仕組みを理解していきました。初心者はミラーレス、という向きもありますが、カメラを学びたいのであれば一眼レフにこだわった方がよく、その場合、EOS Kissシリーズが最有力候補だと思います。

それではまた。

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