Tier2 General VISAを申請する前に知っておくべき全体の流れ
本家(イギリス)の就労ビザの説明に目を通す
正式なものはイギリス政府の下記サイトにまとまっていますので、一度目を通しておくことをおすすめします。
GOV.UKはイギリス政府公式サイト。ビザだけでなく様々な行政サービスにアクセスできるのでこちらの生活では馴染み深い。日本もこれくらい便利になればいいのに。。。
当然全部英語!(日本大使館のページは日本語)
英語圏のサイトの作りは日本と基本から違うので、日本人にとってはとにかく見にくい、探しにくい!
上記のリンクにたどり着くのにかなり苦労しました…
苦手な方はYahoo!などの検索サイトの翻訳機能を使いながら見ていくのが良いですね。
(検索結果ページの候補のところで直接リンクをクリックするのではなくその下の「このページを訳す」をクリックします。あら便利!)
全体の流れ
上記GOV.UKのサイトよると、申請全体の流れは下記の通りです。
<span style="font-size: 12pt;">1.英語の試験を受け、ビザ取得基準に達している証明をする。(1ヶ月~) 2.現地企業に応募、採用される 3.現地企業からCertificate of Sponsorshipの書類をもらう(約1ヶ月) 4.ビザの申請サイトでApplication(申請書)を作成する(約1時間) 5.日本(東京、大阪)にあるビザセンターに予約を取って訪問し、申請する 6.交付されたらビザセンターに取りに行くか郵送で受け取る(約2週間)</span>
2〜6で少なく見積もって2ヶ月はかかりますね。これから1をやる場合はさらにかかる。以下、ひとつずつ詳しく見ていきます。
1.英語の試験を受け、ビザ取得基準に達している証明をする。(1ヶ月~)
イギリスで働きたい、と思ったらまずこれです。応募する企業の採用条件にもなっているはず。
どんな日系企業でも、日常業務がほぼ日本語であっても、就労ビザを取得するには必須となりますのでご注意を。
日頃の努力が大切だと痛感しました…
今はTOEICが利かないから余計にしんどいですね。iELTS。。。4.0 ALLなんて絶対とれない気が。。。
いいスコアが出るまで複数回受ける可能性がありますが、スコアを見てから申し込んでいたら時間のロスです。英検2級レベルが怪しい方は、立て続けに受験の申し込みを! 渡航までの期間と、手続きにかかる期間をよく計算して、なんとか間に合わせましょう。
2.現地企業に応募、採用される
これは言わずもがなですね。
1がまだなのに採用されたあなた、3に進むには1の証明書が必要です。
きっと内定状態か、もしくは詐欺にかかっているかも(笑)。
3.現地企業からCertificate of Sponsorshipの書類をもらう(約1ヶ月)
現地企業が現地の入国管理局に申請し、Numberを割り当てられた書類を入手します。
ここは自分のコントロールが及ばない範囲ですが、申請から2~3週間かかるみたいです、ご参考までに。
申請が許可されましたら、書類を企業から郵送などで受け取ります。
日本で受け取るので、郵送にも時間がかかります。
4.ビザの申請サイトでApplication(申請書)を作成する(約1時間)
下記のサイトで行います。
アカウントを作る→申請書を作る→申請書をプリントアウトする
という流れです。
英語ですが、日本語のガイダンスも併記してくれているので助かります。
ありがたや、と思いきや、途中途中日本語がおかしかったり、意味が変わってしまっているところもあるのでご注意を。
英文も確認しながら進めていくことをおすすめします。油断大敵ですね。
この時点で、6~7万円くらいの代金をクレジットカードで支払います。
VISAカードは使えましたが、JCBは使えませんでした。VISAカードはグローバルで使えるところが多いので、今後も重宝しますね。
5.日本(東京、大阪)にあるビザセンターに予約を取って訪問し、申請するこちらのサイトで予約をします
日本語もあるので少々安心。センターの従業員の方はもちろん日本語です。
ただ、こちらのセンター、書類の受け取りと提出という手続きサービスを代行しているだけ。
入国審査はマニラに転送してそちらで行われますので、その手続を代行している、という感じです。
なので、ここに提出したから安心、とはいきません。その点かなり念を押されます。
予約をしようと観てみると、朝はやい時間しか空いていなかったです…
申請についてはまた後日詳しく述べますが、必要な書類は
- パスポート
- Application(申請書)のプリントアウト
- 予約票のプリントアウト
- 証明写真(パスポート用の、4.5×3.5)一枚
- Support Documents(証明書)のコピーと原本
です。
全て英語で記載されている必要がありますが、厄介なのがSupport Documentsです。
これは、Applicationに記載した内容が正しいことを証明するための書類です。まるで論文を書くときみたいに、ひとつひとつ記載内容が正しいことを追加書類をもって証明せねばなりません。厳しい!
内容については以下に記載があります。
簡単に言うと、Certificate of Sponsorship、英語テストの結果、銀行の残高証明と取引履歴(渡航初月から給料をもらえる場合は不要)になります。
銀行の証明書は最寄の支店から申し込めますが、英語のため数日かかります。あらかじめ準備しておいた方がいいでしょう。
このあたりは、申請するTierによって異なってきますので、ご注意ください。
他、センターでは、オプションサービスを有料で承っています。
例えば、1万6400円(うろ覚え)くらいを支払えば、審査を迅速に行ってくれる、優先審査サービスがあります。これを使えば通常約2週間かかる審査が3-5営業日に短縮されます。
ビジネスライクなイギリスらしいサービスです。切羽詰まっていた僕も使いました。
お急ぎの方はぜひ(繰り返しですが、あくまで審査結果は保証されませんのでご注意を)
6.交付されたらビザセンターに取りに行くか郵送で受け取る(約2週間)
ひたすら待ちます。サイトに追跡サービスがあるのでこまめにチェックします。
まるでAmazonで大きな買い物をしたときのように、「今どのへんにあるかな〜」と毎日チェックしていました。
しかも追跡サービスでは審査結果まではわからないので、受け取って確認するまでドキドキです。
こっちは就職がかかっているんだ〜、金かけて優先サービスも追加してるんだぞ〜、と、いてもたってもいられない気持ちになります。
ビザでこんなに人の心を動かすなんて、イギリスは罪深い国ですね(笑)
ちなみに、受け取った瞬間は拍子抜けしました。就労ビザはパスポートに印刷されるだけですので。パスポートが返ってきて、パラパラめくって、慌ててとった顔写真が若干薄くなったページを発見。。。何かかっこいい卒業証書や免許証的なものを想像してたのに。。。(ホログラムはかかっていて豪華に見えなくもなかったです)
このビザ証明ですが、現在はBRPカード(バイオメトリックレジデンスパーミット)に変わったので、免許証の様な立派なものが来ますよ。
パスポートに貼り付けの従来型だと、パスポート期限が来て更新しても、張り替えまではしてくれないので新旧のパスポートを持ち歩かなければならず、不便でした。それが更新されて良かった。でも無くすリスクは高くなりましたね。パスポートと一緒に厳重に保管を!
ビザセンターが近くにある人は平日の12時半~13時半が受け取り時間です(ピンポイントですね)私は有給消化中で、大阪近郊に住んでいましたので、苦もなく受け取りに行きました。
ビザ申請代行サービスについて
以上の手続きを見てうわーと思ったあなた! ビザの申請は複雑だし、英語が堪能でない方が自分で調べて進めていくのはとても体力と時間がかかります。初めてなのでとても不安ですし。
そんな方のためにビザの申請を代行してくれる業者も存在しています。
お金がかかっても確実に進めていきたい方にはオススメです。
以上が申請の準備講座でした。次回は上記の流れに沿って実際に取得していく体験記を書いていきます。
はじめまして!
イギリス渡航予定なので参考にブログ拝見させていただいてます!
いきなりで申し訳ないのですが、同じくtier2のgeneralのVISAで渡航予定なのですが、、犯罪履歴証明書は提出されましたか?4月から改訂されて取得しないといけないと読んだのですが、実際提出された方の話しはまったく聞いたことがなく、質問させていただきました
コメントありがとうございます。
私が渡英したときは、職業柄、職場から提出を求められたので、住民票のある県警に行ってもらいました。
イギリス政府のサイトには、「a criminal record certificate – if you’re working with vulnerable people」とあります。職場によって提出が必要になるみたいです。ビザ申請センターに持参する資料は「自分はこれだけ良い人間です」と証明していくためのものなので、良い資料は多ければ多いほどよいです。もし不安であれば取得をお勧めします。