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イギリスのラーメン: ロンドン「Bone Daddies」

イギリスのラーメン: ロンドン「Bone Daddies」

イギリスでもラーメンが食べたい

こんにちは。イギリス生活が長くなると、ラーメンが恋しくなりますね。
普段はインスタントラーメンでお茶を濁すことも多いですが、今日はロンドンで買い物ついでに、おいしいという評判を聞いた本格的なラーメン屋「Bone Daddies」を訪ねました。

Sohoの一角にあるとんこつラーメン屋「Bone Daddies」

Sohoの裏路地にある。店名は見にくいが、窓に日本酒が並んでいたので分かった。

ピカデリーサーカスの裏側、雑多な雰囲気漂う「Soho」の一角に「Bone Daddies」はあります。

2012年の開業で、現在はロンドン近辺に複数店舗を展開していますが、店舗によってクオリティが全然違うという情報を耳にしたので、今回は本店と思わしきのSoho店にお邪魔しました。入店時間は13時20分ごろ。ロンドンで人気の金田家だと並んで待たなければならないこともありますが、この店では並ばずに済みました。

窓向きのカウンター席に座ると、トッピング用のごまやニンニクが見えた。

日本食を学んだオーストラリア人のシェフが開いた店

「Bone Daddies」のシェフRoss Shonhanさんはオーストラリア人。日本料理店で働いた経験もある方です。開店当初は元々はシンプルなラーメンバーでしたが、現在はバリエーションも増えています。

HPにはシェフのストーリーが載っている。

「日本食」の忠実な再現ではなく、「洋風のテイストを加えた日本食」を目指しているということで、メニューにはなるほど見慣れない料理名もちらほら見えます。

ラーメン以外のメニューもたくさん。ビールはアサヒ

しかし僕が求めるのはあくまでラーメン。出汁は豚骨と鶏ガラですが、豚骨の方には「20時間煮込んだ豚骨スープ」の文字が。
僕は学生時代から、「ラーメンといえばコッテリ、ボリュームたっぷり」なタイプだったので、当然豚骨をチョイス。イギリスのラーメン屋としては珍しい「柚子トンコツラーメン」を注文しました。

待つこと10分程度で到着

ひと目でおいしさへの期待が高まるたたずまい

豚骨ベースに醤油も加わっていると思われる少し茶色味の強いラーメンです。煮卵、チャーシューにもこだわりが感じられ、本格的です。
正直、このクオリティは予想していませんでした。

トンコツスープはめちゃくちゃコッテリ。でも柚子が効いていて箸が進む

スープをひとくち飲むと、驚くほどの濃度。予想以上のコッテリで、しかもとても美味しいです。その中に柚子の酸味が広がり、後味はとてもスッキリしています。

スープの温度を気にしていましたが(イギリス人の猫舌に合わせて若干ヌルめにしている店が多いので)、程よい熱々でした。

麺は細麺。トッピングも豊富

麺とご対面。細麺でやや固めの茹で加減だった

麺は他のトンコツラーメン屋さんと同じく細麺です。茹で加減は指定できませんでしたが、若干固めの歯ごたえでちょうど良いです。メニューにはありませんが、このスープなら太麺も試してみたいですね。

具は焼きを付けたチャーシュー、半熟の煮卵、メンマ、もやし、ネギと盛りだくさんです。しかもどれも手を抜いておらず、コッテリスープにとても良く合います。「ラーメン屋でラーメンを食べた」という満足あるトッピングです。

卓にはニンニク、すりゴマなども用意されているので、さらにパンチの効いたラーメンに変化させることも可能です。思わず両方投入しちゃいました。

大満足で完食。スープが美味しいのでご飯系を一緒に頼んでもいいかも

あまりの美味しさに、最後まで一気に食べ進めてしまいました。柚子のお陰で、だいぶコッテリであるにも関わらず、飽きが来なかったです。カロリーとサイフを気にして思いとどまりましたが、ご飯系があるとさらにスープの魅力を味わえそうです。

サービス料込みで£13.04。ごちそうさまでした。
イギリスでも様々なラーメン屋に足を運んできましたが、このクオリティは日本人でも満足間違いなしです。
特に細部にこだわりが感じられるのがいいですね。そういうところもラーメンの醍醐味だと思います。

「また来たいお店」に決定

ロンドンでラーメンを食べるときは、無難に一風堂ということが多かったですが(チャレンジして失敗したお店も多かったので)、このお店はとても満足いくラーメン屋でした。次来るときには、とても迷った「カニ豚骨」を頼んでみようかな。

ラーメンはこちらだと£10近辺が相場で、日本からするとかなり割高なのですが、それでもロンドンじゃないと食べる機会がないので、ついつい食べに行ってしまいます。
またおいしいお店があれば紹介したいと思います。それでは。

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