むしろαシリーズのさらなる進化に期待
こんにちは、technukです。本日、キヤノンの新型機種、「EOS R」が発表されました。
8月下旬にニコンが新型フルサイズミラーレス一眼「Z」シリーズを発表し、「ミラーレスフルサイズ一眼」市場がにわかに活気づいている中で、
満を持してカメラの王者キヤノンの登場です。
まるで図ったかのようなタイミングでニコンと同様大口径新型マウント「R」マウントも発表。ソニーが開拓してきた市場に手強い対抗馬をぶつけてきました。
「大口径マウント」は先行するソニーへの武器
キヤノンのRマウントもニコンのZマウントも「大口径マウント」で、発表会やHPではそのことをかなりアピールしています。曰く、大口径マウントとミラーレス化によるフランジバック(レンズマウントのマウント面から、センサー面までの距離)の短さによって、レンズの光学設計の幅が広がったとのこと。
3社の規格を比較すると下記のとおりです。
- Zマウント(ニコン)…マウント径:55mm × フランジバック:16mm
- Rマウント(キヤノン)…マウント径:54mm × フランジバック:20mm
- Eマウント(ソニー)…マウント径:46mm × フランジバック:18mm
先行のソニーは、小さめのマウント(APS-C共用)です。対して、キヤノンとニコンはともにカメラ発表会で「新設計のマウントにより、こんなに明るいレンズが作れます」とアピールするように、大口径レンズを同時発表しています。
すごいけど、今はいらない
その他にも、
- 最高水準のAF性能
- 使いやすそうなボタン・ダイヤル配置、UI
- マルチファンクションレバー
- タッチ対応のバリアングル液晶モニター
- サブディスプレイ
など、αシリーズにはない機能が目白押し。ニコンもそうですが、「カメラとしての機能や操作性」にこだわったミラーレス一眼に仕上がっています。
この春にCanon Kiss X7からα7ⅱに乗り換え、フルサイズ一眼に入門した僕にとって、EOS Rは「いいな」と思う部分が結構あります。
ただ、「キヤノン回帰」につながるか、というと、答えはNOです。今はいりません。
値段が高い
ボディで23万円はまずまずとして、新型Rマウントを活かす明るいレンズ類がとても高いです。
35mmマクロレンズは7万円とまだお手頃ですが、同じような価格のレンズが揃ってくる頃には、Mark2が発表されてそう。
僕が買ったとしても、結局マウントアダプターを使ってEFレンズを使うことになりそうなのです。僕の身の丈にあってないですね。
これが第一。
α7の小ささが好き
αシリーズの何がすごいって、あれだけ小さなボディに一眼レフの機能を盛り込んだところです。いいレンズを揃えると結局かさばってしまいますが、僕はほとんどそうしていません。28mm単焦点を付けてバッグに入れて持ち出しています。Kissより重いですが、フルサイズとしてはかなり軽量です。
「気軽に持ち出せるフルサイズ一眼」
がα7ⅱの良さだと思います。
EOS R、Z7、Z6はどれもα7シリーズより大きいです。本体自体の重さの差はそれほどないので、大口径マウントであることが影響していると思います。
そしてその差は、レンズを付けると更に大きなものに。僕はそれならEマウントで満足です。
α7のデザインが好き
また、デザインがかっこいい。角ばっていてシンプルでメカ感があります。僕の中の「一眼=ずんぐりむっくり」というイメージを一新させてくれた、抜群のスタイルの良さです。いつも惚れ惚れします。
キヤノン、ニコンは機能性を追求しているせいか、かなり一眼レフに近いデザインになっています。逆に言うと、ミラーレスらしくない。
確かにソニーのほうが不便なこともあるかもしれませんが、それでもソニーには「え、これがフルサイズなの?」と言われるようなデザインとサイズを追求していってほしいです。
追い上げられたソニーの新機種に期待
ソニーも新機種投入を予定しているそうです。α6500(APS-C)の後継機やα7Sⅲの発表が期待されています。特にα6500後継は新デザインになる噂もあり、今の僕はそっちのほうが気になっています。
とにかくフルサイズミラーレス市場が活性化すると、よりよい製品が安く手に入る可能性が高まります。
まさに「革新は終わらない」ということで、キヤノンのフルサイズミラーレス参入により、革新がうまれることを楽しみにしています。
それではまた。
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