こんにちは。久しぶりにイギリスの永住権（Indefinite Leave to Remain）挑戦回です。
以前、永住権に必要な英語力の証明としてIELTSを紹介し、今年の受検を目指していました。
【関連記事】イギリスの永住権（Indefinite Leave to Remain）に必要な英語力をIELTSで証明する
ですが、最近同僚から「もっと楽なテストがある」と聞き、調べてみたところ、IELTSよりはるかにいいテストだと知りましたので、方針転換することに。今日はその紹介です。
Trinity College’s English Test（トリニティ・カレッジ英検）
トリニティ・カレッジ英検（GESE試験）はその名のとおりトリニティ大学が実施している英語力のテストです。IELTSほど知名度はないと思います。日本でも実施しているのか定かではありません。
ですが、VISAの資格試験としては有効。しかもイギリスではかなり多くの会場で頻繁に行われています。
永住権（Indefinite Leave to Remain）に必要なレベルは
永住権に必要なのは、「Listening、SpeakingがCEFR（Common European Framework Referense）でB1レベルであること」の証明。トリニティ・カレッジ英検では「GESE Grade5 Test」がこれに該当します。価格は£150。これはIELTSと一緒です。
GESE Grade5テストとILTS B1 Life Skills
トリニティ・カレッジ英検にはIELTSにない数々のメリットがあります。簡単にまとめると下記のとおり。いや、これはもう「イギリスで生活しながら、英語力に自信がない」という僕みたいな人や、「とにかくVISAのために英語資格を取りたい」という人全員にオススメするレベルです。
| GESE Grade5 | IELTS B1 Life Skills | |
| 料金 | £150 | £150 |
| 実施曜日 | 毎日 | 土曜が基本 |
| 試験時間 | 10分 | 22分 |
| 面接タイプ | 個人面接 | 集団面接（2人） |
| プレゼンテーション | あり | なし |
| リスニングタスク | なし | あり |
以下、細かくメリットを見ていきます。
メリット１「試験時間が短く、１対１」
たった10分、試験官とおしゃべりするだけです。IELTSより短く、リスニングパートがありません。30分前に試験会場についていなきゃいけないのですが、それでも十分短い。資格試験の何が嫌って、緊張状態がずっと続くことですよね。でもこれならロンドンに行くついでにささっと済ませられます。ちなみに会場はロンドンに２カ所（Croydonも含めれば３カ所）あります。
IELTSは初対面の人と２人ペアになるようです。英語圏の人ではないので、聞き取りにくいし、コンビネーションが大事なので余計に緊張します。僕は面接は大の苦手ですが、１対１ならイレギュラーな要素が減りますので、愛想よくしていればなんとかなるかな。「とにかくPassさえすればいい」僕にとってはとても大きなメリットです。
また、IELTSにはリスニングパートがあり、テーマによってはさっぱりわからないということもあり得ますが、こちらはそれもなし。絶対こちらの方が合格者多いと思います。
メリット２「ほぼ毎日やっていて、予約しやすい」
IELTSは土日に限定されていて、仕事柄土日に空きがない僕としてはとても不便でした。長期休暇中にやろうと思うのですが、学期中はなかなか予定が立てられないので、そのうちに予約が埋まってしまうし。
トリニティ・カレッジ英検は平日の予約が可能で、結構空いていますので、平日なら1週間前くらいの予約で間に合います。これは僕にはぴったりでした。
メリット３「事前準備パートがある」
トリニティ・カレッジ英検は２パートからなります。前半5分は自分が用意したトピックについてマインドマップに従って進め、後半は試験官が用意したトピック２つについての会話。
前半のトピックは自分で選べるわけですから、これは非常に有利。だって、質問を想定してあらかじめ準備できますからね。
トピックは難しい政治の話にする必要はないので、「家族のこと」とか「仕事のこと」にしておくと、自分のフィールドで話が展開できます。答えを簡単に思いつくので会話も弾むし、好印象になりやすい。これで10分のうち半分費やすってめちゃくちゃ有利じゃないですか？
メリット４「すぐに結果がわかる」
なんとちょっと待ってるとすぐに結果が紙で出ます。Certificateは時間がかかるため後日郵送ですが、「Pass」か「Fail」かが重要な僕にとって有難いシステムです。10分会話するだけでその日のうちに結果までわかる。これほど手軽なテストもありません。
というわけで予約
IELTSを年末に受けようと身構えていたところですが、上記の手軽感からとりあえず受けてみようという気になりまして、ロンドンのHolborn会場で予約完了。ついでに関連本をAmazonで購入しました。
次回は、GESE Grade5の詳細について記したいと思います。
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