イギリスの就労ビザ(Tier2)に関するニュースです。
2018年5月のCOS発行の最低ポイントは51ポイント
2018年4月は46ポイントでした。
51ポイントの基準を満たすためには、多くの職業で額面で年間55,000ポンド(約770万円)の給与を支払う用意をする必要があります。
COS(Certificate of Sponsorship)とは
COSは就労ビザ (Tier2)発行にあたり、雇用者が政府に発行を依頼するものです。「この人がビジネスに必要なので、この給料で雇います」というのを申請し、認可されると、晴れてTier2のビザ申請者の就労ビザが認められることになります。
「この人のイギリスの経済面は私(雇用者)が保証します(=スポンサーになります)」という証明がCOSです。
最低ポイントの意味
COSは、毎月の発行数が決まっています(=就労のための入国者の数が決まっています)。そのため、多くの申請があると、許可がおりないケースがあります。
許可、不許可は申請書の記載内容をポイント化し、その総合点で判断されます。基本的に高給の仕事や専門的な仕事の方がポイントが高くなります。
最低ポイントは、その月の申請に対し、発行数の上限に達した際の、「許可した中で最も低いポイント」ということになるので、大学受験でいう、「合格者の最低得点」の様なものです。
なぜ今COSが問題か
2017年12月以降、Brexitの影響か、COSの許可数が大幅に制限されています(=入国者の数が制限されています)。そのため、「これまで許可されていた申請内容(ポイント)でも許可されない」という状況が続いています。
「イギリスで働きたい」と願う日本人にとって、この状況は非常に問題です。EU離脱がこのような形で影響するのは、とても悲しいですね。
多くの日本の方々が気にされている情報だと思うので、今後も定期的に情報を更新しようと思います。
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